介護未経験でデイサービスに転職した介護士が実際の仕事内容を解説!デイはきつい?大変?初心者でも大丈夫?【31歳体験談】

デイサービスでの仕事内容

未経験でデイサービスへの転職はあり?実際の仕事内容を解説
N.Mさん
(31歳/女性)

バーテンダー→介護職(デイサービス)私は現在31歳、介護士として働いています。デイサービスで働いており、勤続5年くらいになります。

介護未経験でデイサービスに転職するきっかけとは?以前はバーテンダーでした

私の簡単な職歴としては大学卒業後、自分のやりたいことも見つからず悩んでいました。そんな中で最初に就職したのは都内にある高級ホテルにある最上階のおしゃれなバー。なんとなく就職して深夜まで働き自由に過ごしていました。

そこではいろんなお客様がいて海外から宿泊している外資系の方や芸能人の方、富裕層の方みんな自分から見たら雲の上のような方がご利用いただいていました。

しかし、4年くらい勤めていると段々自分の中で不安感が募ってきました。と言うのも、仕事は順調にこなせる仕事も増えていき、少し上の立場になってきたところでやはり20代後半になってきていると給料が少なく、深夜になってきて自分自身やりたいことがこの仕事なのかと考えるようになったからです。

そんな時に私が介護士になろうと思った出来事がありました。それはいつも通りに深夜に家についてご飯を食べながらテレビをつけてふとチャンネルを変えていたら介護士の仕事が映像から流れてきました。

その映像には、私のように仕事を転職してきて介護士なった女性の仕事姿が。そこには高齢者を運動させたり食事の介助をしたりトイレに行くのに一緒に行動している姿がありました。その映像は30分くらいありましたがその最後の女性のインタビューで、

とてもやりがいがあります。

と力強く語っていたのがとても印象的でした。それをみた私はふと心の中で私もやってみようかなと考えるようになりました。そこから私は自分なりに介護士について調べるようになりました。

不安だったことは、腰痛、体力、給与の面

介護職に就職する前、私が不安に思っていたのは世間的に思っている肉体的にキツイので私みたいに華奢で小型の私でもできるものなのかと思っていました。(私は身長165cm体重60kgの小柄で太っている。学生時代に腰を痛めていたり、バーの仕事でぎっくり腰にも何回かなっています)

そして何より生活していくための給料体系は薄給で肉体労働でとイメージがありました。就職前の介護のイメージはどうしても「怪我しやすい」と考えていて、実際バーテンダーの仕事も休むことが何度かったので、体力面には特に不安はありました。

しかし、悩んでいては前に進まないと考え、取り合えず、転職活動を始めることにしました。

デイサービスへの転職時、求人はネット、ハロワ、エージェント全て使いました

転職活動をしていく中でまずはネットで探し、ハロワも使いましたが、調べれば調べるほど医療資格や介護職、機能訓練指導員、看護師など就職活動では必要な資格があり「やっぱり無理かも…」と最初は思いました。

ネットの求人サイトやハロワでは、無資格でも就職可能で、仕事をしながらでも資格取得を支援してもらえる場所を探しましたが、なかなか見つけることができず、最終的には介護専門の転職エージェントのサービスを利用しました。

その転職エージェントさんに紹介していただいたデイサービスの求人は、たまたま家からも近くスタッフも充実しており仕事も学ばせていただきながら資格も取れて完璧だと思いました。

デイサービスは未経験の私でも採用、志望動機はどうすればいい?

履歴書には必ずといっていいほど志望動機を書く欄があり、そして面接でも確実に志望動機は聞かれます。私の場合、介護業界は未経験で、更に無資格でしたが、最終的に志望動機はありのままの私を伝えることにしました。

大学卒業後に何の目的も持たずにバーテンダーをやっていたこと、そんな時に、テレビの介護士女性インタビューで、私と同じように介護職に転職した方がいて、「とてもやりがいがあります。」と力強く話していたことが、とても印象的だったこと、を素直に伝えるようにして、「まずはどんなことにも挑戦してみたい」という気持ちを話しました。

志望動機では多くは語らず、シンプルに自分の気持ちを話すことが大切だと思います。実際に、デイサービスで働く人に必要なスキルは、明るいこと、コミュニケーションが取れることが一番大切と言っても過言ではありません。そのため、志望動機に拘り過ぎず、ありのままの素の自分で明るく話すことの方が、特に面接の場では採用の合否に大きく関わるのだと感じます。

デイサービスの仕事内容は?実際にやっている運動やリハビリ、介助

デイサービスの仕事内容、リハビリ、ロープを使った運動
今の職場はデイサービスです。利用者様が車で施設にきて、運動や言葉遊びをして体や頭の機能を維持していただく場所になります。現在は18名の利用者さまに対して4~5人で仕事をしています。

午前2回午後2回で利用者様が入れ替わります。主に皆さんもみたことがあると思いますが、天井から吊るしてあるロープを両手で持ち左右交互に引っ張り方周りや腕背中を動かして姿勢をキープします。

高齢者になると全身の筋力が低下して頭の重みで頭部が前傾してしまい段々背中が丸まってきます。それを予防するには顔を上げて背中を動かすことで予防することができます。ただ利用者さまが一人でやるのはとても大変です。私たち介護士が手伝ってあげないとロープを引っ張ることもできません。

他には足の太ももを鍛える運動も行います。5、6人が椅子に座り私が前でデモンストレーションを見せて皆さんで一緒に足を動かして予防していきます。これも決して一人では数名を見ることは難しく同僚と周りなが一人一人できているか確認します。

若い人には簡単に見えますが高齢者になると足を上げるのもやっとです。できない方には直接手を貸して足を上げてもらいなんとか回数をこなしてもらいます。

職場の雰囲気や人間関係は?デイサービスは初心者でもできる?

職場の雰囲気はアットホームな感じです。年齢層は若干年上が多く、ベテランの看護師さんや柔道整復師さんが一緒に働いています。正直皆肉体労働でお互いがフォローしながら働けているように感じます。

あまり誰かが個人で仕事ができると言うようなことないです。個人で何かできると言うことはなく、私みたいに完全に初心者でも、運動の目的やどうしてこのようなことをするのかなど知らないことだらけで最初は戸惑いましたが、今では新入社員に教えるほどです。

デイサービスはきつい?大変?体力的には実際どう?

実際に働いてみて、肉体労働ではありますが重いものを運ぶ事も少なく、それこそ利用者さまを運ぶ事もないです。

椅子からの立ち上がりやお手洗いに立つ時に手をかすのが私の腰には負担でしたが、これも「トランス」と言って自分自身の体の使い方次第で腰や腕に力がかかりすぎないようにする技術のようなものがあります。これも指導いただき気をつけながら働いています。

デイサービスの仕事はきつい、大変、などと言われますが、冒頭でもお伝えしたように、私自身小柄で体力があるわけでもなく、強いて言えば、私は腰痛持ちですが、基本的な介護スキル(特に介助姿勢)を身につけることができれば、デイサービスではそれほど体に負担になあることはあまりありません。

介護初心者こそ、最初の時点では介護スキルが身についていないので、特養や老健などで重介護者の車いすやベッドからの移乗で腰を痛める可能性もあるかなと思いますが、デイサービスでは、ちゃんと教えてくださる方も多く、私自身が仕事を続けられているので、きつい仕事、大変だと感じたことはありません。

介護未経験ならまずは施設見学がおすすめ

最後に今現在介護初期に興味が出ている方は一度見学や施設を訪問して施設の中を見てみてほしいです。ネットの中では現場の雰囲気はわかりませんし、実際にどのようにして利用者さまに対して仕事をしているのか、見学してもらえると自分が働いているイメージがしやすいと思います。

今後高齢者が増えていき介護士の仕事も需要は増えていきます。どんな形でも一度やってみたいなと思ったら一度挑戦してみてほしいです。きっとあなた自身のためになるはずです。この文章を見てくださり介護士の仕事に興味を持ってもらえたら幸いです。

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