介護職でパート主婦におすすめ求人は訪問介護!?子育てブランクありママが実際に働いてみた感想【44歳体験談】

介護 パート 主婦

介護職は子育てブランク有でも確実にキャリアアップできる
H.Yさん
(44歳/女性)

医療事務→デイサービス→訪問介護現在44歳の子育て中の主婦で、パートとして訪問介護の仕事をしています。介護士の経験としては、デイサービスに2年ほど勤めたのち、しばらく子育てでのブランクがあり、その後は訪問介護の仕事をパートではありますが9年ほど経験しています。

介護職は子育てが落ち着いてキャリアアップできる仕事で30代~40代のパート主婦には人気

私が介護士になろうとしたきっかけは、それ以前に病院で医療事務の仕事をしていて、そこで働く介護士さんとお話しさせていただく機会があり、興味をもったからです。

子育てが落ち着いてから資格をとって働き始めたという方が多く、30代~40代から始めても以降でも着々とキャリアアップを積んでいる姿が魅力的に感じました。

当時私は27歳で結婚を考えていました。結婚相手は転勤族ということもあり、いずれ医療事務の仕事は辞めざるを得ないこと、そしてある程度年齢がいくと、簡単に再就職できる仕事ではないこともわかっていました。そのため介護士の資格をとったら全国どこで暮らしたとしても、仕事を見つけるのは困らないだろうと考え転職を決意しました。

介護職初心者はデイサービスがおすすめと先輩方からアドバイス、職探しには全く困らなかった

介護職に就く前に不安だったことは、それまで高齢者に接した経験が自分の祖父母くらいしかないということです。ヘルパーの資格(現在の介護初任者研修資格)を取るための初任者研修では認知症についてなど多少は座学で学びますが、実際に接した経験がないことがないことがとても不安でした。

そのためヘルパーの資格を取って初めて介護職を探すときには、先輩方からのアドバイスも聞きながら、周りからフォローを受けられるデイサービスの仕事を選びました。

資格を取った学校に求人のスカウトがたくさんきていたので、職探しには全く困らず、医療事務での就職のときはかなり苦労したので、信じられないような気持ちでした。

デイサービスでの仕事内容は未経験の私でも特に大変とは感じなかった

実際に働き始めて、最初は見習いのような感じでデイサービスの流れを補佐するような仕事から始めさせていだきました。

デイサービスは自宅から通われている方がほとんどなので利用者さんの送迎や、食事介助、トイレの介助などです。基本的に自宅での暮らしが可能な方なので、歩ける方が多く、食事も排泄も全介助の方はいなかったため、体力的に特に大変だとは感じませんでした。

また心配だった高齢者との関りについては、毎日一緒の時間を過ごす中で自然と状況もわかっていくので、認知症の人の介護は…などど構えると必要は特になかったと感じました。

デイサービスの方針に違和感を感じたことも…妊娠を機に退職

逆にちょっと違和感を感じたのが、デイサービスには1日の流れがあり、その1日の流れを厳守しているため個人の配慮がおざなりになっていると感じた点です。

例えばレクリエーションでみんなで歌をうたう、体操をする、お手玉をする…などの取り組みで、明らかに興味なくやりたくないような利用者さんもいます。「私はそんな子供みたいなことはやらない!」とはっきり言う方もいました。

そのような方に無理やりやさせるようなことはしていなかったのですが、なんとなく放置しながらそのままプログラムが進んでいってしまうことが気になって、だんだんわだかまりになってきました。

しかし、まだ新人で意見を言えるような立場ではなかったのと、仕事を覚えるのに精いっぱいなままあっという間に2年がたち、妊娠したことをきっかけに退職しました。

妊娠・出産・子育てで3年のブランクがある私が訪問介護を選んだ理由

妊娠・出産・子育てで3年のブランクを経て、今度は訪問介護の仕事にチャレンジしました。訪問介護は利用者さんのお宅に出向き1対1の介護になるので、介護士の仕事に初めて就くときには、責任の重さや自信がないこともあり一番避けたい仕事でした。

しかし子育てをしながらパートで仕事をすることを考えると、自宅近辺で働きやすく、また1日1件、2件の仕事も可能な訪問介護は魅力的でした。実際に最初は週2回、1日2件程度でブランクも気になっていたため、主に自宅の掃除などの家事援助から始めさせていただきました。

心配だった1対1の介護も、思いの外、自分には合っていたようで、デイサービス時代に感じていたわだかまりがない分、とても充実して仕事ができるようになりました。

もちろん認知症の方が多いので、時には泥棒扱いされたりいろいろなことがありますが、その都度どのように関係を築いていくべきか、自分で考えて実践できるので、やりがいも感じます。

また訪問は1人ですが、会社では利用者さんに対しての共通認識を得るための会議もあり、うまくいかないときは先輩方に相談することもできます。

介護職でパート主婦におすすめ求人は訪問介護!現在はパート週4日で子育ても両立

訪問介護職のデメリットとしては、仕事を休みにくいことは確かにあります。仕事を休んだときには必ず他の誰かに代わりに訪問してもらう必要があるので、「迷惑をかけるな~」という気持ちはやはりいつもあります。

あと、扶養の範囲内で働くのであれば訪問介護はおすすめしますが、「できるだけ仕事に入って安定した収入が欲しい」という方には訪問介護はおすすめしません。訪問介護は、利用者さんの体調によってはキャンセルが出たりするので、月の時数的には変動があるので、安定した収入が欲しいということであれば、デイサービスの日勤パートの方がおすすめです。

しかし、訪問介護の職種は、同じ子育て主婦が多い職種なので、子供の体調不良などでの急な休みはみんな経験していて、持ちつ持たれつの精神でフォローしあうことができています。現在は子供も小学生になったので週4日まで仕事を増やして、いずれは正社員に復帰できたらいいなと今は漠然と考えています。

介護職は入所施設や通所のデイサービス、訪問介護など様々な職種があり、働き方も千差万別です。私のように「デイサービスの仕事はちょっと合わなかった…」という場合でも、他の職種にチャレンジしてみたら充実して仕事ができるようになったというケースも多いと思います。

ヘルパー仲間のなかでは、高齢者の支援から障害者、特に子供の支援に興味を持ち、障害児支援施設の方に転職した人もいます。重労働、責任が重い、など大変な印象がまず目立つ介護職ではありますが、自分に合った職場の選択肢が広いというメリットもあるという点をお伝えできたら幸いです。

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